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2025.08.30

「玄関がいつも寒い」「夏は玄関から熱気が入ってくる」そんなお悩みをお持ちではありませんか? 玄関は家の顔であり、毎日出入りする場所だからこそ快適に保ちたいですよね。 寒さや暑さの大きな原因の一つに、玄関ドアの断熱性能が挙げられます。 築年数の古いお住まいや、昔ながらのドアをお使いの場合、断熱性能が不足しているために、外気の影響を直接受けてしまっているケースが少なくありません。 こちらの記事ではドアリフォームをご検討中の方に向けて、熱伝導率や断熱性能の基本的な考え方から、リフォームがもたらす効果、そしてリフォームで選べる断熱玄関ドアの仕組みや種類まで、詳しく解説していきます。 ぜひリフォームの参考にされてください。 目次 1.玄関の寒い・暑いの正体  1-1.熱伝導率とは?  1-2.断熱性能とは? 2.玄関ドアのリフォームの効果  2-2.室温の安定化と快適性の向上  2-3.結露の抑制  2-4.光熱費の削減  2-5.防犯性能の向上  2-6.防音性能の向上 3.断熱玄関ドアの仕組みと種類  3-1.仕組み  3-2.ドアの種類   玄関の寒い・暑いの正体 熱伝導率とは? 熱伝導率(ねつでんどうりつ)とは、物質が熱をどのくらい伝えやすいかを示す指標です。 この数値が小さいほど熱を伝えにくく、大きいほど熱を伝えやすいことを意味します。 例えば、金属は熱伝導率が高く、触れるとすぐに熱が伝わってくるように感じます。 一方で、木材や空気は熱伝導率が低く、熱が伝わりにくい性質を持っています。 玄関ドアの場合ドア本体の素材だけでなく、ガラス部分や枠(フレーム)の素材、そしてドア内部の構造によって熱伝導率は大きく変わってきます。 断熱性能の低い玄関ドアは、外気の熱(または冷気)をダイレクトに室内に伝えてしまうため、冬は寒く、夏は暑い玄関になってしまうのです。 断熱性能とは? 断熱性能とはその名の通り、熱の移動をどれだけ防げるかという能力を示します。 熱は温度の高い方から低い方へと移動する性質があります。 冬であれば温かい室内の熱が寒い屋外へ、夏であれば熱い屋外の熱が涼しい室内へと移動しようとします。 この熱の移動を遮断する能力が高いほど、「断熱性能が高い」と言えるわけです。 玄関ドアにおける断熱性能は、主にU値(熱貫流率)という指標で表されることが多いです。 U値は熱の伝えやすさを示す数値で、この値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。 現在の住宅においては、玄関ドアだけでなく、窓や壁、屋根、床など、家全体の断熱性能を向上させることが、快適な室内環境を実現するための重要な要素となっています。 玄関ドアのリフォームの効果 玄関の寒さや暑さにお悩みの場合、玄関ドアを断熱性能の高いものにリフォームすることで、様々な改善が期待できます。 断熱性能アップで室温の安定化と快適性の向上 断熱性能の高い玄関ドアにリフォームすることで、外気の影響を受けにくくなり、玄関周辺の室温が安定します。 冬は外からの冷気の侵入を抑え、室内の暖かい空気が逃げるのを防ぎます。 夏は外からの熱気を遮断し、エアコンの冷気が逃げるのを防ぎます。 これにより玄関だけでなく、玄関と隣接する廊下やリビングなども快適な室温を保ちやすくなります。 リフォームで結露の抑制 玄関ドアやその周辺に水滴がつく結露でお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。 結露は室内の暖かい湿った空気が冷たい表面に触れることで発生します。 断熱性能の低い玄関ドアは外気温の影響を直接受け、ドア表面が非常に冷たくなりがちです。 これに対し、断熱性能の高い玄関ドアは、ドア表面が外気温の影響を受けにくくなるため、結露の発生を大幅に抑制することができます。 結露はカビの原因にもなるため、リフォームをすることで健康面や建物の維持管理の面からも大きなメリットと言えます。 リフォームで光熱費の削減 室内の熱が逃げにくく外の熱が入り込みにくくなることで、冷暖房の効率が向上し、結果として光熱費の削減につながります。 特に玄関ドアからの熱損失は、窓に次いで大きいと言われています。 玄関ドアを断熱性の高いものにリフォームすることで、家全体の省エネ性能がアップし、長期的に見れば経済的なメリットも大きいです。 無駄なエネルギー消費を抑えることは、地球環境にも優しい選択となります。 リフォームで防犯性能の向上 最新の玄関ドアは、防犯性能も格段に向上しています。 複数のロックシステム(多点ロック)や、ピッキングに強いシリンダー、こじ破りにくい構造など、様々な工夫が凝らされています。 玄関は泥棒が侵入しやすい場所の一つですので、リフォームを機に防犯性能を高めることは、ご家族の安心・安全を守る上で非常に重要です。 リフォームで防音性能の向上 断熱性能の高い玄関ドアは、内部に空気層や断熱材が組み込まれています。 リフォームすることで、外部からの音の侵入を軽減し、室内からの音漏れも抑える効果が期待できます。 交通量の多い道路に面したお住まいや、近所の生活音が気になる場合など、静かで落ち着いた室内環境を実現する上で有効な改善点となります。 断熱玄関ドアの仕組みと種類 断熱玄関ドアの基本的な仕組み 断熱玄関ドアの基本的な仕組みは、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。 1. 内部構造 一般的な断熱玄関ドアはドアの内部が単一の素材ではなく、複数の層構造になっています。 ドア表面の板材(アルミ、鋼板など)と板材の間に、高性能な断熱材(ウレタンフォームやグラスウールなど)が充填されています。 この断熱材が熱の伝わりを遮断する役割を果たします。 さらに、ドア内部に空気層を設けることで、空気の熱伝導率が低い特性を利用して、より高い断熱効果を発揮するものもあります。 2. 枠(フレーム)とドア本体の接合部 ドア本体だけでなく、ドアを囲む枠(フレーム)にも断熱材が内蔵されていたり、熱が伝わりにくい樹脂製の部品が使われたりしています。 また、ドアと枠の間に隙間が生じないように、気密性の高いパッキンやシーリング材が用いられています。 この気密性が低いとどんなにドア本体の断熱性能が高くても、隙間から熱(または冷気)が漏れてしまいます。 3. ガラス部分の工夫 ドアの一部にガラスが使用されている場合、そのガラス部分の断熱性能も重要です。 断熱玄関ドアでは、一般的に複層ガラス(ペアガラス)が採用されています。 複層ガラスは2枚以上のガラスの間に空気層やアルゴンガスなどを封入することで、熱の伝わりを大幅に抑える仕組みです。 さらに高性能なものになると、特殊な金属膜をコーティングしたLow-E複層ガラスなどが用いられ、日射熱の侵入も効果的に遮断します。 断熱玄関ドアの種類 断熱玄関ドアには、素材や開閉方式によって様々な種類があります。 ご自宅の環境やデザイン、リフォームの予算に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。 木製ドア 高い断熱性と木ならではの温かみのあるデザイン性が魅力です。 自然素材のため経年変化も楽しめます。 ただし、定期的な塗装メンテナンスが必要となる場合が多く、価格も比較的高価になる傾向があります。 金属製ドア(スチール、アルミなど) 耐久性が高く、メンテナンスが比較的容易です。 デザインのバリエーションも豊富で、モダンなものから伝統的なものまで幅広く選べます。 金属自体は熱伝導率が高いですが、断熱玄関ドアとして販売されているものは、内部にしっかりと断熱材が充填されており、高い断熱性能を発揮します。 特にアルミ製は軽量で、開閉がスムーズな点がメリットです。 複合素材ドア 外部は耐久性の高い金属、内部はデザイン性の高い木目調など、複数の素材を組み合わせたドアです。 それぞれの素材の良い点を活かし、デザイン性と機能性を両立させています。 製品によっては、断熱性能のグレードが設けられている場合があります。 一般的には、U値(熱貫流率)の数値が小さいほど高性能です。 お住まいの地域(寒冷地など)や、どこまでの断熱性能を求めるかによって、適切なグレードを選びましょう。   玄関の寒さや暑さ、結露、そして光熱費の悩みは、断熱性能の高い玄関ドアにリフォームすることで大きく改善されます。 また、防犯性能や防音性能の向上といった付加価値も得られます。 DIYでのドア交換は、見た目以上に専門的な知識と技術が必要です。 ドアの建て付けや気密性の確保、防犯面の考慮など、専門的な作業を伴いますので、専門のリフォーム業者にご依頼いただくことを強くお勧めします。 「そろそろ玄関ドアのリフォームを考えているけれど、何から始めたら良いか分からない…」   「うちの玄関にはどんなドアが合うのかしら?」   そんな疑問や不安がありましたら、どうぞお気軽にナガサカ建窓にご相談くださいませ。 ホームページには施工事例も多数掲載していますので、ぜひこちらからご覧くださいませ。 .mokujibox{ border: 1px solid #aaa; border-radius: 5px; padding: 20px; margin-top: 20px; margin-bottom: 20px; background-color: #edf6ff; } .mokujibox p{ font-weight: bold; font-size: 120%; text-align: center; margin-bottom: 10px; } .mokujibox ul{ margin: 0; padding-left: 20px; } .mokujibox ul li a:link, .mokujibox ul li a:visited, .mokujibox ul li a:hover, .mokujibox ul li a:active{ color: #000; } .dot-none{ list-style: none; } .indent-1{ padding-left: 0; } .indent-2{ padding-left: 10px; } .indent-3{ padding-left: 20px; } .indent-4{ padding-left: 30px; } .indent-5{ padding-left: 40px; } .indent-6{ padding-left: 50px; } #main .mokujicontent h2{ margin: 30px 0 10px; } .linebold{ background:linear-gradient(transparent 30%, #ff6 30%); } -->

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