門扉の外構工事 設置メリットや代表的な素材、開き方をご紹介
- リフォームコラム
門回りは、その家住んでいる方のセンスが光る部位です。
訪ねた際にまず目に入る家の顔とも呼べる門扉、昨今は家の雰囲気に合わせて木目調のものや、欧風デザインなどが人気です。
そんな門扉ですが、新築した住まいの外構工事を後回しにしていると、トラブルになるケースもあります。
家の敷地内に勝手に子供が入り込んできたり、自宅の駐車場を勝手に自動車の転回に使われてしまったりといった経験はありませんか?
門扉が無いことで玄関と公道との境界線が曖昧となっていることが原因かもしれません。
こちらの記事では、門扉設置のメリットやおすすめの門扉の選び方、リフォーム業者に依頼した際の費用相場などについてご紹介していきます。
門扉の設置、またはリフォームを行い、こだわりの玄関周りを目指しましょう!
目次
門扉とは?
そもそも門扉とはどの部分を指すのでしょうか?門扉とは住宅の玄関先に取り付けられる門の扉です。
家の外から訪ねてくる人を真っ先に迎える場所でもあるため、「住宅の顔」とも呼ばれます。
玄関ポーチや玄関に直接侵入できないように、門扉があることで他人の侵入から家を守る役割を持ちます。
家と公道との明確な境界線を作り出すという面でも門扉の存在は重要なものとなっています。
門扉を設置することで、外構部分から住宅の安全性を高めることができます。
門扉を付けるメリット
防犯性の向上
きちんと門扉が閉められていると、人は心理的に敷地内への侵入を行いにくくなります。
反対に門扉が無い家には、勝手に庭や玄関先に侵入されるリスクが高まってしまうのです。
門扉リフォームで設置を行うことで、家の防犯性を向上させ見知らぬ人間の侵入を防ぐことができます。
子供やペットの安全を守れる
門扉が無い場合、玄関から飛び出した子供やペットが直接道路まで飛び出してしまい、事故に繋がる危険性があります。
門扉が閉じられていれば飛び出す前に玄関前で止まることができ、大事な家族を事故やけがの危険から守ることができます。
外観をおしゃれにできる
門扉には様々なデザインがあります。
塀やフェンス、庭の装飾や外壁の色などといったエクステリアに合わせた門扉設置・リフォームを行うことで、家全体をさらに華やかに見せることができます。
門扉から住まいをお洒落に
門扉は住まいの顔として外観の雰囲気作りを担う部位でもあります。
おしゃれな外観にするために、門扉だけ独立したデザインではなく、玄関アプローチやシンボルツリー、目隠しフェンスなどとも統一感を保てるデザインを選ぶのがおすすめです。
特に、外回りの色味を揃えるために下記を注意すると、簡単に統一感が生まれます。
- ●外構は外壁と同系色を選ぶ
- ●玄関ドアと同じ素材の門扉を選ぶ
- ●ポストや表式などの設備でも大きな面積では強い差し色を使わない
外壁に合わせてオフホワイトのアプローチやシルバーの門扉、石材を組み合わせたモダンなデザインや、木目調の暖かい色合いを大切にされたナチュラルな雰囲気などが人気です。
「あれこれ悩んでしまう!」という方には玄関まわりでメーカーを揃え、商品カタログ通りに組み合わせいただくのも良いでしょう。
人気の種類は? 素材×開き方をご紹介します
門扉を設置するは、素材と開き方という2つのポイントから選ぶのが良いでしょう。
門扉の代表的な素材
門扉に用いられる素材は、アルミ・ステンレス・鉄・樹脂・木の5つが一般的です。
アルミ
アルミ製の門扉はサビに強く、比較的安い素材です。
また、素材も軽量であるため、門の開け閉めが容易に行えることも特徴の1つです。
デザインにもある程度バリエーションがあるため、なるべく費用を抑えてリフォームしたい方におすすめの素材です。
ステンレス
ステンレス製の門扉はアルミ製よりもさらにサビに強く、また腐食にも強いため劣化しづらいことが特徴です。
頑丈である反面、比較的高価で重めの素材となるため、費用よりも耐久性を重視したリフォームを行いたい方におすすめの素材です。
鉄
デザイン性に優れ、華やかな見た目を求める方におすすめの素材です。エクステリアに合わせた外観リフォームが可能となります。
しかし鉄製の門扉はサビによる劣化が起きてしまうため、定期的なメンテナンスが必要となります。
樹脂
木目調などのデザインを選択することができるため、上記3つの素材とはまた異なった印象を与えることができます。
木製よりも腐食に強いため、金属系よりもナチュラルな見た目を求める方におすすめの素材です。
木材
木製の扉は他にはない暖かい印象を住宅の外観に与えることができます。
デメリットとして、耐候性が低く腐食しやすいという点があるため、他の素材に比べて劣化しやすいことが挙げられます。
門扉の開き方の選び方
門扉の種類には、開き戸と引き戸の2つがあります。なかでも開き戸には、片開き・両開き・親子開きの3種類が存在します。
片開き
片開きはその名の通り片側しか開かない門扉のこと、つまり1枚扉のタイプの門扉です。勝手口や裏口などに用いられることが多いタイプで、狭い場所にも設置することが可能です。
大きな荷物の運び入れなどには適しませんが、設置スペースが狭い場合にも取り付け可能な門扉です。
両開き
2枚の扉が左右対称の大きさで配置されているタイプの門扉です。
両方の扉を開けることで広い通り道を得ることができ、ベビーカーや大きな荷物を家に運び入れることが容易に行えます。
広い間口(120㎝以上)が無いと設置することができないため、一戸建てなどスペースに余裕のある場合におすすめのリフォームです。
親子開き
親子開きとは、2枚の扉のうち片方が大きくもう片方が小さい扉のことです。
玄関に両開きほどのスペースが無い場合でも、間口を広げたい際に小さな方の扉も開けることで広めの間口を得ることができます。
広い設置スペースが無くとも快適な間口を手に入れたい場合におすすめのリフォームです。
引き戸
引き戸は、主に扉を開くための奥行きが足りない場合におすすめのリフォーム方法です。
スライド式の引き戸を用いることで玄関先が狭い場合でも門扉を取り付けることが可能です。
施工費用の相場はいくら?
門扉リフォームの工事費用は本体価格に大きく左右されます。門扉の値段も使用する素材やグレードによって大きく変動します。
どの種類の門扉を選択するのか、ご自身のライフスタイルと予算に合わせた選択を行いましょう。
ナガサカ建窓では無料でお見積りを作成しておりますので、お気軽にご相談ください。
1:新規設置の費用
門扉を新規に設置する場合は門扉の料金に加え、下地処理・コンクリート基礎工事・門扉設置工事の費用がプラスされます。
新規設置の3つの工事には、合わせて約15~20万円程度かかると考えられるでしょう。
工事費用と本体価格を合わせて、新規設置には合計20~60万円程度かかるのが相場です。
本体価格の費用相場
引き戸門扉の場合 | 10~40万円 |
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開き戸(片開き)門扉の場合 | 5~15万円 |
開き戸(両開き)門扉の場合 | 20~50万円 |
費用相場
下地処理・整地 | 5万円~ |
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コンクリート基礎工事... | 8万円~ |
門扉の設置工事 | 3万円~ |
2:交換リフォームの費用
古くなった門扉を新しい門扉へと取替え交換する場合には、新しい門扉の料金に加えて古い門扉の撤去・コンクリート基礎工事・門扉設置工事の費用がプラスされます。
古い門扉の撤去工事には約3~5万円かかるとされています。交換リフォームの場合は工事費用は約10~20万円程度かかります。
交換リフォーム全体でかかる費用の相場は、約30万円とされています。
3:修理リフォームの費用
経年劣化により、鍵の故障や門扉の開閉に不具合が発生した場合は門扉修理を行いましょう。
門扉の修理リフォームにかかる費用は約5万円~とされています。
いかがでしたでしょうか。門扉リフォームを行うことのメリットや、門扉の選び方、リフォームにかかる費用相場などについてご紹介させていただきました。
ホームセンターにも門扉が販売されていることがありますが、DIYでの門扉設置は大変難しく結果的に防犯性を損なう可能性もあるため、専門業者に依頼して設置を行うことがおすすめです。
こだわりの玄関周りを作るため、また、家族の安心と安全を守るために門扉設置、リフォームを進めて行きましょう!
ナガサカ建窓では、他にもエクステリア工事の施工事例を多数掲載していますので、ぜひこちらからご覧ください!