マンションでのキッチンリフォーム ~戸建てとの違いや人気のスタイル~
- リフォームコラム
- お知らせ
マンションやアパートでのキッチンリフォームは、構造や管理規約上の制約があるため、戸建ての場合と仕様が異なる点があります。
今のお住まいが古くなりリフォームする際や、新築マンションの分譲購入、中古マンションをリノベーションするなど…
キッチンリフォームを検討していく中で、理想があっても、マンションだから叶わない工事がどうしても出てきてしまいます。
こちらのページでは具体的にどの様なキッチンができるか、注意すべきポイントは何かを記載しています。
リフォームされたいお住まいがマンション・アパートの方はぜひご参考にしてみてください。
目次
マンションと戸建てキッチンリフォームの違い
キッチン・台所をリフォームする際に、お住まいがマンションか戸建てかで可能なリフォーム内容が変わってきます。
専有部分と共有部分
マンションリフォームでは、基本的にその部屋に住んでいる人だけのスぺースである専有部分だけをキッチンリフォームできます。
リフォーム出来ることは管理規約によって予め定められいます。
玄関外の廊下やベランダ・窓サッシ・配管位置等は、マンションに住んでいる住人の共用部分のため、リフォームができない場合がほとんどです。
管理規約に反するキッチンリフォーム工事をしてしまった場合は、工事停止となり原状回復をしなければいけなくなります。
修復費用や工期がかかってしまう上に、ご希望のリフォームが出来なくなってしまうので、工事のお問い合わせの前に管理規約を確認しましょう。
マンションのキッチンリフォームでは本体の位置変更は難しいですが、新しいシステムキッチンへの交換やIHクッキングヒーターへの取り換え、ディスポーザーの設置等は可能なケースが多いです。
台所や調理空間でのお悩み解決は、キッチン本体を異なる形式に交換するだけではありません。
壁付のキッチンが形式を変えられない場合でも、キッチンに並ぶ配置で作業カウンターを設置してⅡ列形式にすることで、キッチンを広い空間にリフォームすることが可能です。
マンションという制約が入っても、ナガサカ建窓ではキッチンリフォームで出来ることに焦点を当てて、リフォームをご提案させていただきます。
キッチンスペース
部屋の広さにもよりますが、マンションのキッチンスペースは戸建てよりも狭い間取りが多いので、ベーシック~ミドルクラスのキッチンタイプ・小さめなキッチンを設置がメインです。
また、キッチンの場所を変更することが出来ないので、リフォーム内容がキッチン本体の交換となり全体の予算を抑えられる傾向があります。
搬入
キッチン本体の交換時は既存のキッチンを解体し搬出し、新しいキッチンを搬入する必要があります。
マンションで2階以上にお住まいの場合は、エレベーターの有無や搬入口の幅によって追加の搬入費がかかる場合があります。
玄関から搬入できない場合は戸建て住宅と同様に、吊り上げて窓から搬入します。
人気のキッチンスタイル
ここからは、マンションで人気のキッチンスタイルをご紹介します。
ここ10年ほどはマンションでもオープンスタイルのキッチンにリフォームされる方が多く、各メーカーで定番だった吊戸棚を無くし、開けた対面カウンターのオープンキッチンが人気です。
対面式キッチンはペニンシュラキッチン、アイランドキッチンなどがあります。
おしゃれなキッチンでありながら、背面にキッチンボードやパントリーを設けることで収納スペース問題も解決させているスタイルが多いです。
対面キッチンの注意点
壁付キッチンから対面キッチンにリフォームする場合は、通路分の面積を確保する必要があるため、もともとの部屋の面積に対して台所スペースを広げなければなりません。
お住まいのマンションで十分な広さが無い場合は、引き出しが開けづらい、狭い、動きにくいなどの弊害が起こってしまいます。
対面キッチンにリフォームする場合の通路幅は、おひとりが使う場合が多い方は約85cm、お子様と調理される場合など複数人で使う場合は約120cmの幅を考えておくと安心です。
あまりスペースが取れない!という方は、Ⅰ型形式へのキッチンリフォームがおすすめです。
キッチン本体の交換だけでもお悩み解決?
最近のシステムキッチンは機能性の向上で新しいキッチンに交換するだけでも収納力がアップします。
オープンスタイルが難しい場合でも、I型から最新機種のI型にキッチンリフォームすることで、シンク下の収納が開き戸からスライドストッカー等の引き出しになると、収納しやすく使い勝手も良くなります。
機能性がある分価格が上がりますが、キッチン本体交換のキッチンリフォームでは間取り変更も含めたリフォーム金額よりも値段が低くなります。
その分の金額を、食洗器の設置や性能の良いガスコンロなどの、オプションに充てるのも良いかもしれません。
リフォームとマンションの制約 上手な付き合い方
マンションでのキッチンリフォームをされる時の注意点として、隣人だけでなく、管理組合と管理人の方にも早めに挨拶されるのがおすすめです。
工事が始まる前に相談をしておくことで、いままでキッチンリフォームされた事例や住人の方の話を聞くこともできるかもしれません。
通常、マンションは契約時に管理規約も一緒に説明がされ、ご自身も承認した形が取られています。
管理規約では細かい規定が無かったり、規約が作られた時と現在で施工法が変わっている場合には規約だけで判断できないケースが出てきます。
工事が始まってからのトラブルを回避するために、具体的なリフォームプランが固まってきた段階で管理組合へ確認を取っていただく形が安心です。
マンション管理組合
施工内容や施工時期についての説明と、規約に反しているキッチンリフォーム内容がないかを確認してください。
規約に細かく書かれていない場合は、新たに申請する形で許可される場合もあります。
管理人の方
施工業者の出入りや資材の搬入で関りが出てきますので、リフォームする旨や内容を伝えるようにしましょう。
マンションでのキッチンリフォームは、キッチン資材の搬入で車両駐車や、荷下ろし、共用部位の養生等があるので、管理人の方に協力いただけると円滑に進めることができます。
マンションのキッチンリフォームのポイントをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
全て戸建てと同じ様にリフォームするできる!という訳では無いので、マンションの構造やキッチンの配置の関係で難しいリフォームもあります。
毎日使う水まわりだからこそ、後悔の無いキッチンリフォームを行いましょう。
ナガサカ建窓は、岡崎で多くのリフォームをご依頼いただいてきました。
ホームページには、多数の施工事例が掲載されていますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。