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暴風・大雨による外構の被害は?~専門家が解説する修理と対策のポイント~

  • リフォームコラム
暴風・大雨による外構の被害は?~専門家が解説する修理と対策のポイント~

近年の異常気象に伴い、猛烈な大雨や急激な冠水による外構の被害が増加しています。

大切な住まいを守る外構ですが、大雨のあとにどのような修理が必要になるのか悩まれる方も少なくありません。

敷地内に土砂が流出したり排水溝が詰まったりした際、早めの修理や見直しを行っておくことで再度の被害を軽減できます。

本記事では外構が大雨で受ける影響や冠水時のリスク、適切な修理のポイントを詳しく解説します。

外構にはどんな影響が出る?

外構にはどんな影響が出る?

激しい雨や台風が通過したあと、敷地内を見回してみると予想以上の被害が発生していることがあります。

外構は大雨や冠水の影響を直接受けるため、見た目の変化だけでなく構造的な問題が生じている場合もあります。

放置すると安全面でのリスクが高まりますので、どのような被害が起きやすいのかを事前に把握しておくことが大切です。

駐車スペースが泥で埋まるトラブルと地盤への影響

駐車スペースが泥で埋まるトラブルと地盤への影響

大雨の際に非常に多く見られるのが、駐車スペースに近隣の山林や傾斜地、あるいは自家の庭から泥や土砂が流れ込んで埋まってしまうトラブルです。

特に地面が土のままの駐車スペースや未舗装のゾーンがある場合、雨水とともに土砂が流出して一面泥まみれになってしまうことがあります。

タイヤで踏み固められた泥が乾燥すると激しい埃となって近隣に舞い散る原因

車両の出入りが困難になるだけでなく、タイヤで踏み固められた泥が乾燥すると激しい埃となって近隣に舞い散る原因にもなります。

さらに、表面上の泥を取り除くだけでは解決しないケースも存在します。

大量の雨水が浸透したことで下地の砂利や土が流出し、コンクリート舗装の下に空洞ができてしまう現象です。

空洞を放置したままお車を駐車し続けると、コンクリートが突然割れて沈み込む危険性もありますので、早めの状況確認と修理の検討が望まれます。

排水溝が上手く流れない原因と冠水被害の拡大

排水溝が上手く流れない原因と冠水被害の拡大

敷地内に設置された排水溝や集水桝が上手く流れない状態になると、雨水が外部へ排出されずに敷地全体へ溢れ出し、冠水被害を一気に拡大させてしまいます。

水が流れなくなる最大の要因は、雨水とともに集まってきた落ち葉や泥、砂利などが排水経路を塞いでしまうことです。

雨の最中は一気に大量の水が押し寄せるため、小さなゴミでも排水溝に引っかかることで一瞬のうちに流れが滞ってしまいます

特に大雨の最中は一気に大量の水が押し寄せるため、小さなゴミでも排水溝に引っかかることで一瞬のうちに流れが滞ってしまいます。

また、敷地外の道路側側溝の容量を超えて冠水が発生している場合、敷地内からの水が逆流して逃げ場を失うケースもあります。

排水溝が正常に機能しない状態が続くと、建物まわりまで水が押し寄せて床上・床下浸水を引き起こすおそれがあるため、排水機能の復旧および機能強化は外構修理における極めて重要な要素となります。

大雨や冠水直後に確認しておきたい外構の点検箇所

大雨や冠水直後に確認しておきたい外構の点検箇所

大雨が止んで安全が確保されたら、まずは敷地全体の点検を行うことが重要です。

早期に異変を発見することで、被害の拡大を防ぎ、スムーズな修理工事へとつなげることができます。

点検を行う際は、足元が滑りやすくなっていたり構造物が不安定になっていたりする可能性が高いため、安全面に十分配慮しながら観察を行ってください。

専門業者へ修理を相談する際にも、事前に点検した内容を伝えていただくことで、より的確な状況把握が可能になります。

ブロック塀や門柱の傾き・ひび割れ

ブロック塀や門柱の傾き・ひび割れ

敷地の周囲を囲むブロック塀や門柱、擁壁などは、大雨によって地盤が緩むことで大きな影響を受ける部分です。

土中に大量の水分が含まれると、土の重量が増加して外側へ押し出す力(土圧)が急激に高まります。

その結果、ブロック塀や擁壁に目視できるひび割れが発生したり、最悪の場合は全体が外側へと傾いてしまったりすることがあります。

内部の補強鉄筋が錆びて強度が著しく低下

ひび割れからさらに雨水が浸入すると、内部の補強鉄筋が錆びて強度が著しく低下します。

傾いている外構まわりは、次なる大雨の際に倒壊するリスクが高く、通行人や近隣住民に大きな被害を及ぼす恐れがあります。

わずかな隙間や傾きであっても決して軽視せず、ひび割れを発見した場合は速やかに専門家による強度確認を受けることが大切です。

アプローチやフェンスなどの破損状態

アプローチやフェンスなどの破損状態

玄関へと続くアプローチのタイルやインターロッキング、敷地の境界に設置されているフェンスなども点検が必要です。

アプローチ部分では、下部の土砂が流出したことによって下地が沈下し、タイルが割れたり浮き上がったりする症状が見られます。

歩行時のつまずきや転倒事故の原因となりますので、ガタつきがないか足元を確認してください。

強風を伴う暴風雨の場合、飛来物が衝突することによってフェンスのパネルが折れ曲がったり、支柱の根元が揺さぶられてグラグラになったりする被害

また、強風を伴う暴風雨の場合、飛来物が衝突することによってフェンスのパネルが折れ曲がったり、支柱の根元が揺さぶられてグラグラになったりする被害が発生します。

アルミ製フェンスなどの金属部材は一見丈夫に見えますが、接合部や基礎コンクリートに不具合が生じている場合があるため、手で触れて強度を確かめておくことが推奨されます。

外構修理のアプローチ

被害を受けた外構を復旧させるためには、単に破損した部分を元通りにするだけでなく、再度大雨に見舞われても耐えられるような対策を盛り込んだ修理を行うことがポイントです。

表面的な応急処置で済ませてしまうと、次の台風や豪雨の際に再び同じトラブルを繰り返す可能性が高いためです。

流出を防ぐ土留め工事と傾斜地への対策

流出を防ぐ土留め工事と傾斜地への対策

庭の土砂が流出して駐車スペースや道路へ溢れ出てしまう問題に対しては、土留め(どどめ)工事による対策が非常に効果的です。

土留め工事とは、土圧に耐えられるコンクリートブロックや擁壁などを設置し、土砂の崩落や流出を物理的に食い止める施工法です。

高低差がある敷地や傾斜地においては、雨水の通り道(水道)ができやすいため、水流の勢いを分散させる設計が求められます

高低差がある敷地や傾斜地においては、雨水の通り道(水道)ができやすいため、水流の勢いを分散させる設計が求められます。

地面の勾配を再計算して平坦な段差を設けるひな壇状の造成を行ったり、法面(のりめん)をコンクリートや植生シートで保護したりすることで、土砂流出のリスクを軽減できます。

敷地の状況に合わせた土留め計画を立てることが、長期的な安心につながります。

透水性舗装や排水パイプ設置

透水性舗装や排水パイプ設置

冠水や水たまりが頻発する敷地では、水はけを劇的に改善するための外構工事が不可欠となります。

有効な手段の一つが、水を通す性質を持った「透水性コンクリート」や「インターロッキングブロック」への改修です。

これらを採用することで、表面に降った雨水を素早く地中へと浸透させ、表面の冠水を大幅に抑えることができます。

地中に配管を張り巡らせる暗渠(あんきょ)排水パイプの設置も極めて効果的です。地中に染み込んだ水分を集水桝へ効率よく導いて排出

さらに、地中に配管を張り巡らせる暗渠(あんきょ)排水パイプの設置も極めて効果的です。

地中に染み込んだ水分を集水桝へ効率よく導いて排出するため、いつまでも地面がぬかるむ現象を防ぐことができます。

敷地全体の水の流れを計算し、水下に配置された集水桝へとスムーズに水が誘導される仕組みを構築することが修理の成功につながります。

火災保険のが適用できるケース

火災保険のが適用できるケース

暴風や大雨、冠水による外構の破損修理では、ご加入中の火災保険が適用できる場合があります。

火災保険の補償内容に含まれる「風災」や「水災」の項目は、建物本体だけでなく門や塀、カーポートといった外構設備も補償対象に含まれていることが一般的です。

台風の暴風によってカーポートの屋根材が飛散した場合や、泥流によって門扉が破壊された場合などが適用例

たとえば、台風の暴風によってカーポートの屋根材が飛散した場合や、泥流によって門扉が破壊された場合などが適用例となります。

ただし、経年劣化による破損や、補償対象外の特約内容となっている場合は保険金が支払われません。

申請には被害状況を撮影した写真や修理業者の見積書が必要となりますので、被害に気づいた時点で早めに撮影し、保険会社や代理店へ相談されることをおすすめします。



外構の破損箇所を目にすると、費用を抑えるために手作業で直そうと思われる方もいらっしゃいます。

しかし、構造物や排水設備に関わる修理を自己判断で行うことは避ける必要があります。

知識や専門機材がない状態で傾いたブロック塀を補強しようとしたり、泥で埋まった排水経路を安易に掘り返したりすると、かえって構造体の崩落を招いたり地中の配管を破損させたりする二次被害を引き起こすリスクが高まります。

外構の構造計算や適切な水勾配の設定には専門的な技術と経験が必要不可欠ですので、必ず経験豊富なリフォーム業者や土木工事の専門家に調査と施工を依頼してください。

具体的な計画や業者選びで迷うことがあれば、ぜひナガサカ建窓にご相談くださいませ。

ホームページには施工事例も多数掲載していますので、ぜひこちらからご覧くださいませ。