外構工事はどのくらいかかる?工期の目安とスムーズに進めるためのポイント
- リフォームコラム

住宅の印象を大きく左右する外構ですが、いざリフォームを検討し始めると、どのくらいの工期が必要なのか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
駐車場の拡張やフェンスの設置、門扉の交換など、外構のリフォームは多岐にわたりますが、工事の内容や規模によって工期は大きく変動します。
こちらの記事では、専門家の視点から各工程の目安やスケジュールを左右する要因について詳しく解説します。
目次
1.外構工事の工期は何日?内容別の目安を解説
外構のリフォームを計画する際、まず把握しておきたいのがどの工事に何日かかるのかという点です。
一般的な戸建て住宅の場合、新築時の外構全体工事であれば2週間から1ヶ月程度が目安となりますが、部分的なリフォームであれば数日で完了するものもあります。
ただし、外構工事は元々の設備の状況に大きく左右されるため、スケジュールには余裕を持っておくことが大切です。
ここでは、代表的な工事項目ごとの標準的な工期について詳しく見ていきましょう。
1-1.工事ごとの工期目安と作業内容
まずは、多くのご家庭で検討される主要な外構リフォームの工期目安を紹介します。
これらは標準的な敷地面積や作業環境を想定した数値です。
現場の状況によっては前後する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
駐車場の土間コンクリート打ち:約1週間〜10日

駐車場を砂利からコンクリートに変更したり、台数を増やしたりする工事は非常に人気があります。
この作業には、まず地面を掘削するすき取りを行い、砕石を敷いて転圧する基礎作りが必要です。
その後に型枠を設置し、ワイヤーメッシュなどの補強材を配筋してからコンクリートを流し込みます。

コンクリートを打設した後は、車が乗れる強度になるまで「養生期間」として数日間から1週間程度、駐車できない期間が発生します。
作業自体は2〜3日で終わることもありますが、この待機期間を含めるとトータルで10日前後を見込んでおくのが一般的です。
フェンス・目隠し・塀の設置:約2日〜4日

隣地との境界や道路からの視線を遮るためのフェンス設置は、比較的小規模な工事に分類されます。
既存のブロック塀がある場合はその上に支柱を立てる工事となりますが、土台から作る場合は独立基礎の埋め込みが必要です。
支柱を立てた後、コンクリートが固まるのを待ってから本体のパネルを取り付けます。
直線距離が長い場合や、複雑な形状の敷地ではさらに数日追加されることもありますが、多くの場合は1週間ほどで完了します。
ウッドデッキ・テラス設置:約2日〜5日

庭にウッドデッキやテラス屋根を設置する場合、既製品の組み立てであれば非常にスピーディーに進みます。
地面がすでにコンクリートなどで舗装されている場所への設置なら、2日程度で終わることも珍しくありません。
一方で、地面が土の状態で、束石(土台となる石)の設置や防草シート、砂利敷きを併用する場合は、その分工程が増えることになります。
人工木(樹脂製)のデッキはメンテナンス性も高く、施工性にも優れているため、近年多くのリフォーム現場で選ばれています。
門まわり・アプローチの改修:約1週間〜2週間

門扉の交換、インターホンやポストが一体となった機能門柱の設置、玄関までの床面タイルの張り替えなどは、意外と時間がかかる項目です。
特に床面のタイルや石張りは職人が一つひとつ手作業で並べていくため、面積が広いほど工期が延びる傾向にあります。
古い門柱を撤去して新しく造作壁(ブロックを積んで塗装やタイルで仕上げる壁)を作る場合は、下地作りと仕上げ乾燥の時間が必要になるため、2週間程度の期間を想定しておくと安心です。
毎日通る場所であるため、工事期間中の通行ルートの確保についても事前に打ち合わせが必要です。
庭全体の雑草対策(防草シート・砂利・人工芝):約3日〜1週間

庭の雑草に悩まされている方が選ぶリフォームとして、防草シートの敷設と砂利や人工芝の施工があります。
この工事で最も重要なのは下地作りです。
既存の雑草を根から除去し、地面を平らに整地した上で転圧をかけます。
この作業を丁寧に行わないと、後から凸凹ができたり雑草が隙間から生えてきたりする原因となります。
面積にもよりますが、一般的な住宅の庭であれば、数名体制で1週間以内には綺麗に仕上がることが多いです。
1-2.工期を左右するポイントと注意点

外構リフォームにおいて、当初の予定よりも工期が延びてしまう要因はいくつか存在します。
これらを事前に理解しておくことで、工事中のストレスを軽減し、適切なスケジュール管理が可能になります。
専門業者が作成する工程表を確認する際は、以下の要素が考慮されているかチェックしてみましょう。
天候による影響

外構工事の最大の敵は雨です。
特に土間コンクリートの打設は雨の日には行えません。
コンクリートを流し込んでいる最中に雨が降ると、表面の仕上がりが損なわれるだけでなく、強度にも影響を及ぼす恐れがあるためです。
また、土を掘り返す作業中に大雨が降ると、現場がぬかるんで作業効率が著しく低下します。
梅雨時期や台風シーズンにリフォームを計画する場合は、予備日を含めた余裕のある工期設定が不可欠です。
既存物の解体と搬出

新しく何かを作る前に、古いブロック塀や植栽、古いカーポートなどを撤去する必要がある場合、その壊す作業とゴミを運び出す作業に時間が取られます。
コンクリートの塊や大量の土を搬出するにはトラックの往復が必要となり、道幅が狭く重機や大型車両が入らない現場では、手作業での運搬が増えて工期が大幅に延びることになります。
見積もりの段階で、車両の進入可否を確認しておくことが重要です。
近隣への配慮と作業時間

外構工事は騒音や粉塵、工事車両の駐車などで近隣住民に影響を与えやすい工事です。
早朝や夜間の作業は避けなければならず、実質的な稼働時間は午前9時から午後5時程度に限られます。
また、日曜・祝日は工事を休止するのが一般的です。
こうした制限がある中で作業を進めるため、カレンダー上の日数よりも実際の作業日数は少なくなる傾向があります。
良好な近隣関係を保つためにも、無理な強行スケジュールは望ましくありません。
材料の納期と在庫状況

既製品のフェンス、カーポート、特殊なタイルや石材などを選んだ場合、メーカーの在庫状況によって材料の到着が遅れることがあります。
特に輸入品や受注生産品、人気のある最新モデルなどは、発注から納品まで数週間かかるケースも想定されます。
リフォームを思い立ってすぐに着工できるわけではなく、まずは材料の確保に時間がかかる場合があることを覚えておきましょう。
リフォーム全般に言えることですが、安さや早さだけを追求することは、品質の低下を招くリスクがあります。
特に外構は毎日雨風にさらされる場所であり、数十年単位での耐久性が求められます。
職人が適切な時間をかけて基礎を作り、養生を行うことは、長く使い続けるために必要なプロセスです。
理想の外構を実現するためには、正確な知識を持ち、余裕のあるスケジュールを組むことが第一歩です。
具体的な計画や業者選びで迷うことがあれば、ぜひナガサカ建窓にご相談くださいませ。
ホームページには施工事例も多数掲載していますので、ぜひこちらからご覧くださいませ。





