【外構工事で庭を駐車場にリフォーム】知っておきたい条件とリフォームのポイント
- リフォームコラム

使用されていない庭や余剰スペースは、リフォームで駐車場として活用することができます。
利便性の向上はもちろん、資産価値の維持にもつながる外構のリフォームですが、単に土を舗装するだけでは駐車場としては不十分です。
こちらのコラムでは、庭や空きスペースを使い勝手の良い駐車場へとリフォームする際に、知っておいた方が良いことや、成功させるための具体的なポイントを詳しくご紹介します。
目次
駐車場を作るための条件と法律的な側面
庭や空きスペースを駐車場へリフォームする際、まず重要なのは、単に車が入るスペースを確保するだけでなく、長期的に安全かつ合法的に利用できる環境を整えることです。
特に既存の外構構造の撤去や土壌の状態、接道状況など、専門的な視点からの確認が不可欠となります。
必要なスペースの確保と構造上の確認
適切な駐車スペースのサイズ

車種や台数によって適切なサイズは異なりますが、一般的に普通自動車1台あたりの駐車に必要なスペースは、駐車するだけでなく、乗り降りのためのスペースも考慮に入れる必要があります。
国土交通省の資料などを参考にすると、最低限の目安として幅2.5メートル、長さ5.0メートルが基本とされていますが、これはあくまで最低限の寸法です。

実際に日常的に使用することを考えると、車を停めた後にドアの開閉や荷物の出し入れをスムーズに行うためには、幅3.0メートル、長さ6.0メートル程度のゆとりを見込むことが望ましいです。
特に、柱のあるカーポートを設置する場合は、柱の位置や隣家との境界線も考慮に入れ、車の出し入れに支障がないか、現場での詳細なシミュレーションが重要となります。
植木・樹木などの撤去と地盤改良

庭を駐車場にする場合、植木や樹木を撤去する必要があります。
単に地上部分を伐採するだけでなく、根っこを完全に除去(抜根)します。
根が残っていると将来的に地盤の沈下や、舗装材のひび割れ、隆起などの原因となる可能性が高くなります。
特に大きな樹木の根は地中深くまで広がり、予想以上に頑固なので、専門業者に依頼するようにしましょう。
建築確認申請が必要となるケース

一般的に庭の舗装やカーポートの設置といった外構のリフォームは、建築基準法上の「建築物」には該当せず、建築確認申請が不要とされるケースが多いです。
しかし、ガレージのように屋根と柱、壁に囲まれた構造物を新設する場合や、既存の敷地内における建ぺい率・容積率に影響を与える規模の工事を行う場合は、建築確認申請が必要となることがあります。
駐車場のタイプ別特徴と選択肢
駐車場のリフォームは機能性や外観、費用でいくつかのタイプに分けられます。
ご自身の予算や車の使用頻度、重視するポイントに合わせて最適なタイプを選びましょう。
カーポート

カーポートは、柱と屋根のみで構成される簡易的な車庫です。
車の乗り降りや荷物の積み下ろしの際に雨や雪を避けられるという実用性の高さから、最も多く採用されるタイプの一つです。
屋根材には、ポリカーボネートなどの透過性の高い素材が用いられることが多く、採光を確保しつつ紫外線をカットする機能を持つ製品もあります。
オープンスタイル

オープンスタイルは、文字通り屋根や壁を設けない駐車場で、庭やアプローチと一体化した開放的な空間が魅力です。
工事費用を比較的抑えることができ、特に敷地の形状に制約がある場合や、外構全体をすっきりと見せたい場合に適しています。
舗装材の選択肢が広く、コンクリート、アスファルト、インターロッキング、または砕石など自由に選べるため、住宅の外観デザインに合わせた多様な表現が可能です。

ただし、車が雨風や直射日光に常にさらされるため、車の劣化を防ぐという点ではカーポートやガレージに劣ります。
それでも、シンプルなデザインでメンテナンスの手間も少ないことから、根強い人気があります。
舗装の勾配を適切に設定し、雨水がスムーズに排水されるような工夫を施すことが、カビや汚れの発生を防ぎ、美観を保つ上で重要です。
ガレージ

ガレージ(車庫)は、壁とシャッターなどで完全に密閉された空間で、車を雨風、紫外線、盗難、いたずらなどから保護できるタイプです。
特に高級車を所有されている方や、車を趣味とされる方に選ばれています。
また、ガレージ内を整備スペースや趣味の空間として利用することも可能です。

ガレージには建物の構造に組み込まれたインナーガレージと、敷地内に独立して建てる独立型ガレージがあります。
独立型ガレージの場合、前述の通り建築確認申請が必要になる可能性があり、工事費用もカーポートやオープンスタイルに比べて高くなる傾向があります。
シャッターの材質や電動機能、内部の照明やコンセントの配置、換気設備など、細部にわたってカスタマイズできる自由度が高いという大きなメリットがあります。
駐車場舗装方法の比較と選び方
駐車場の使い勝手と耐久性は、どのような舗装材を選ぶかによって大きく左右されます。
見た目のデザイン性だけでなく、水はけ、手入れのしやすさ、そしてコストを総合的に考慮しましょう。
コンクリート舗装

コンクリート舗装は耐久性が非常に高く、ひび割れや変形が起こりにくいため、一般的に採用される舗装方法です。
車の重みに耐える強度があり、長期間にわたって安定した状態を維持できます。
また、表面が滑らかで水はけも良く、泥汚れなどが付着しにくいため、日常的な清掃やメンテナンスの手間が少ないのが特徴です。

特に、土間コンクリートと呼ばれる手法で施工されることが多く、この施工においては、単にコンクリートを流し込むだけでなく、適切な厚さの砕石層(路盤)を設け、鉄筋やワイヤーメッシュを配置するといった、専門的な工程が不可欠です。
アスファルト舗装

アスファルト舗装は比較的安価で、コンクリートに比べて短い工期で施工が完了するというメリットがあります。
また、柔軟性があるため、多少の地盤沈下などがあってもすぐにひび割れにくい特性も持っています。
そのため、広い面積の駐車場や、一時的な利用を想定したリフォームに適していると言えます。
しかし、アスファルトは熱に弱く、真夏の炎天下では表面が柔らかくなり、車の重みでわだちができたり、スタンドの跡が残ったりしやすいというデメリットがあります。
また、コンクリートに比べると耐久性が劣り、一般的に数年~10年程度で再舗装が必要になる場合があります。
色が黒いため、熱を吸収しやすく、照り返しが強くなる点も考慮が必要です。
芝生・インターロッキング舗装

環境に配慮し緑化を重視したい場合は、芝生舗装やインターロッキングブロックを採用するのも良いでしょう。
芝生駐車場はコンクリートやブロックで区切った間に芝生を植え付ける方法で、景観を損なわず、ヒートアイランド現象の抑制にも貢献します。
芝生の維持管理に手間がかかること、雨天時にはぬかるみやすいことが難点です。
耐久性を高めるために、芝生の下にプラスチック製のパネルなどを敷設する場合もあります。

インターロッキングブロックは、コンクリート製のブロックをかみ合わせるように敷き詰める舗装方法で、デザイン性が高く、透水性にも優れているのが特徴です。
ブロックの色や形状、並べ方によって非常に多様なデザインを実現できます。
また、部分的な補修や交換が容易で、地下の配管工事が必要になった際にも、比較的容易にブロックを剥がして再施工することができます。
ただし、ブロックとブロックの隙間に雑草が生えやすい、ブロックの隙間が沈下して段差ができる可能性があるといった点には注意が必要です。
庭や空きスペースを駐車場へリフォームすると、ご自宅の利便性が大きく向上します。
DIYでの補修や安易な計画は、後の大きなトラブルにつながる可能性があるため、信頼できるリノベーション・リフォーム専門家と二人三脚で、安全かつ快適な外構リフォームを実現しましょう。
具体的な計画や業者選びで迷うことがあれば、ぜひナガサカ建窓にご相談くださいませ。
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