【外構にストックヤードを設置】メリットとデメリット
- リフォームコラム
外構の収納スペースにお悩みの際は、ストックヤードを設置するのはいかがでしょうか。
勝手口まわりや、外壁まわりに屋根の付いたスペースができることで、自転車置き場やゴミ置き場などとして利用できます。
新築外構時に設置していなくても、後付けが可能です。
こちらの記事では、外構に設置できるストックヤードの基本的な情報や選ぶポイントをご紹介します。
目次
ストックヤードとは?
出典:株式会社LIXIL
外構に設置するストックヤードの基本的な役割と目的
ストックヤードとは、住まいの外部スペースを有効活用するための設備で、自転車や外で使う物の保管場所、ゴミの一時置き場などで使われるケースが多いです。
日常的に使う掃除道具やアウトドア用品、季節ごとに使用するものなどを効率的に収納することで、汚れのあるものを室内で保管しなくても良くなります。
他にも、ガーデニングが趣味の方には、植物の育成や道具の管理場所として役立ちます。
また、DIYを楽しむ方にとっては、作業スペースとしても利用でき、道具や材料をすぐに取り出せるため作業効率が向上します。
屋根があるので、雨ざらしにならないスペースとして多目的に使えます。
ストックヤードの設置により、家庭内の動線が改善されることも大きなメリットです。
洗濯物を干すスペースとして利用することで、家事動線が短縮され、効率的な家事運営が可能になります。
また、勝手口の目隠しや雨風からの保護といった役割も果たします。
これにより、プライバシーの確保と共に、天候に左右されずに安心して使用できるのもメリットでしょう。
このように、ストックヤードは単なる外構の収納スペースを超えて、日々の生活を快適にするための多機能な空間を提供し、住まいの利便性を向上させる重要な役割を担っています。
外構に設置できるストックヤードのタイプ
出典:株式会社LIXIL
ストックヤードを選ぶ際には、目的や使用環境に応じたタイプを選ぶことが重要です。
よく選ばれるパターンを何点かご紹介します。
ここからはLIXILのストックヤード商品【スピーネストックヤード】の商品画像と合わせてご紹介します。
LIXILのストックヤードの設置をご検討中の方は、ぜひナガサカ建窓にご相談くださいませ。
基本タイプ
前面にスクリーンがあり、通気性が良いです。
洗濯物を干すスペースとして利用する場合、風通しの良さは重要です。
基本タイプは、側面がオープンなので、洗濯物が乾きやすいのが特徴です。周りが開けているので、圧迫感がなく、明るい空間を作ることができます。
また、シンプルな構造のため、他のタイプと比較して比較的安価に導入できます。
袖壁タイプ
前面に加えて、側面に袖壁が付いているタイプです。
袖壁があることで、風雨から洗濯物や収納物を守ることができます。
また、袖壁が視線を遮る役割をするので、プライバシーも守ることができます。
物干しスペースだけでなく、ちょっとした収納スペースとしても利用しやすいでしょう。
ヤードタイプ
ドアが付いているため、部屋のように使えます。
ストックヤードと建物の間に隙間がないので、雨風を防ぐコンパクトな倉庫のようにも使用できます。
ドアを閉めている時は風通しが悪いので、定期的な換気が必要です。
後付け可能!外構にストックヤードを設置しよう
設置場所の選び方
ストックヤードの設置場所は、利用用途や動線をイメージして選ぶようにしましょう。
まず考慮すべきは、日常生活での動線です。
家事や作業の流れを考慮して、キッチンや勝手口に面した場所が便利です。
また、洗濯物を干すスペースとしても利用するのであれば、日当たりの良い南側を選ぶと、乾燥効率が高まります。
ただし、夏場の直射日光を避けたい場合は、適度な陰を作る工夫も必要です。
次に、設置場所の地盤や周囲の環境も確認しましょう。
地盤がしっかりしているか、雨水が溜まりにくいかを確認しておくと、後からトラブルが発生することも少ないでしょう。
また、近隣との境界線や建物との距離にも配慮が必要です。
プライバシーを確保するために、目隠しフェンスや植栽を併用することも考慮に入れると良いでしょう。
設置場所には法的な制約がないかも事前に確認しましょう。
建築基準法や地域の条例に基づき、建物の高さや敷地内の建ぺい率などを確認し、適法な位置に設置することが大切です。
屋根材
出典:株式会社LIXIL
ストックヤードの屋根材は、耐久性や採光性など、様々な機能が求められます。
主に使われる屋根材はポリカーボネートです。
ポリカーボネートの特徴
ポリカーボネートは、プラスチックの一種で、透明度が高く、耐衝撃性に優れているのが特徴です。
●ガラスのような高い透明度で、ストックヤード内が明るくなる
●優れた耐衝撃性があるので、衝撃に強く割れにくい。
●ガラスに比べて軽量なので、施工が容易
●紫外線や雨風に強く、長寿命
●特殊なコーティングを施すことで、遮熱効果を高めることができる
LIXILのスピーネストックヤードは、熱くなりにくい熱線吸収ポリカーボネートや、汚れにくい熱線吸収アクアポリカーボネートのラインナップがあります。
ご希望の機能と予算に合わせたものを設置するようにしましょう。
外壁・外構に合った本体カラー
出典:株式会社LIXILストックヤードの本体色は、外壁や外構に合わせた色味を選ぶと良いでしょう。
設置した際に違和感が出ないように、同系色にすると後付け感が少なくなります。
LIXILのスピーネストックヤードでは、このような色味を選べます。
ストックヤードの基本的な知識をご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
隠せる収納スペースとしてご利用いただけるのはもちろん、自転車置き場として利用するのも良いでしょう。
袖壁があれば雨風の影響も受けにくくなります。
ご利用のイメージや外壁・外構に合った屋根材・カラーを選んで、快適に利用できるようにぜひご検討くださいませ。
ナガサカ建窓のホームページでは、多数の施工事例を掲載しています。ぜひこちらからご覧くださいませ。