新築外構は最低限 どこまで施工するのがおすすめ?
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せっかくの新築なら外構まできちんとこだわりたいですよね。
しかし、張り切ってみたものの「何から手を付けるべきなんだろう・・・」とアレコレ悩んでしまったり、
ハウスメーカーさんに見積もりを依頼してみても、予算を超える金額に驚き二の足を踏んでしまい、工事を躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
そのような方々のために、新築外構における最低限の工事についてまとめさせていただきました。
新築外構をきちんと理解すると外観だけでなく、機能性にも優れたお家を実現できます。
数ある選択肢の中からご自身に必要なものを最低限絞り込み、ご自身にとって理想の外構工事を実現しましょう。
目次
新築外構工事の最低限の内容
隣家との境界線
フェンスやブロック塀を設置し、どこまでが自分の家で、どこまでが隣人の家なのかをはっきりさせましょう。
メリット
メリットは、土地トラブルの防止です。
外構を巡るトラブルは「隣地との境界線」に関するものが最も多いとされ、認識を怠ると法的問題にまで発展する恐れがあるため注意が必要です。
さらに、防犯性の向上も期待できます。
年間4万件前後の空き巣被害が報告されており、これは決して他人事ではありません。
空き巣は侵入まで5分以上かかる時に断念する傾向にあるとされているため、部外者の侵入経路を限定することはおすすめです。
デメリット・注意点
一方で、注意点としては、芯積みブロックの使用が挙げられます。
芯積みブロックとは隣家との境界線上に積まれたブロックのことで、両者の共有財産として費用を折半するため、予算を抑えることができます。
ただし、改修には両者の合意が必要であるため、関係が悪化してしまったり、意図せぬトラブルに発展する可能性があります。
駐車場の整備
通勤や通学・おでかけで車や自転車を利用される場合は、駐車・駐輪スペースを整備しましょう。
メリット
カーポートなどの屋根があれば雨風や雪、直射日光から車、自転車を守れます。
地面はコンクリートやアスファルトで舗装すれば、土や泥で車が汚れてしまうのも防げます。
車両スペースはお住まいの前面に位置しているケースが多いので、デザイン性の高いカーポートやサイクルポートを設置すると、おしゃれな外観を演出できます。
デメリット・注意点
スペースと導線については注意しましょう。
実際に使用してみると車のサイズと駐車スペースが合わず、「思ってたより使いにくい・・・」と感じたり、玄関まで距離があるせいで雨に濡れてしまうことも。
使用イメージや、車両が増える場合は先のことも考えてサイズやスペースを確保しましょう。
アプローチ
アプローチは門から玄関にかけての通路のことです。
来客を迎えるだけでなく、通行人にも見られる場所であり、言わば住まいの第一印象を決定する顔のようなものです。
メリット
ご自身のこだわりやセンスを活かして、来客や知人を丁寧に迎えることができます。
また、インターホンやポストといった便利な機能を搭載することで、郵便物や配達物の受け取りをスムーズに行うことができる点でも魅力的です。
デメリット・注意点
デザイン性を追求するあまりに、かえって不便になってしまう恐れがあります。
タイルの床にした場合は、雨が降って滑りやすく、転倒の危険性が出てくることもあります。
「せっかく工事をしたのに・・・」とがっかりしないためにも、実生活を意識したプランを考えましょう。
雑草対策
庭まわりのお手入れをさぼってしまうと、だらしなく伸び切った雑草が来客や見た人にマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
最低限の雑草対策もしましょう。
コンクリートなどで舗装すると、長期間にわたって雑草対策ができます。
砂利敷きや防草シートは比較的簡単な施工が出来るので、DIYで雑草対策される方も多いです。
砂利の隙間から草が生えてきてしまったり、防草シートの下から強靭な雑草が生えてくることもあるので、ご予算やどの程度対策されたいかに合わせて、素材選びをしましょう。
新築外構で注意すべき点は工事後のギャップです。
デザイン性を追求するあまり窮屈になってしまったり、機能性を追求するあまり外観に影響がでてしまったりと「思っていたのと違う」と感じてしまわないように、各外構工事の特徴について改めて振り返りましょう。
新築外構で安くするためのポイント
「最低限抑えておきたい工事内容はわかったけど、それでも工事費用に不安がある・・・」
そのような場合は、外構工事費用を安く抑えるためのポイントについて確認しましょう。
優先順位を決定する
「どうしても導入したい」「ここだけは譲れない」そんなポイントを決定しておきましょう。
例えば、隣家との境界線や駐車場は優先順位が高いです。
これらはトラブルや劣化の防止、防犯といった利点に溢れているからです。
しかし、フェンスは予算を抑えたものを採用するなどによって全体の費用を抑えることもできます。
簡易的なガーデニングや植栽程度であれば、DIYすることも可能だからです。
家の顔ともいえる門回りには費用をかけると見栄えする外観にはなるかもしれません。
オープン外構・セミクローズド外構
オープン外構とは、敷地の周囲に塀などをつくらない外構のことです。
メリット
メリットは、低コストであることです。一般的に、フェンスは30万円以上、塀には50万円以上の工事費用がかかることを考えると、非常に魅力的な特徴といえます。
また、日当たりや通風性においても素晴らしく、一味違う開放感があります。
デメリット
デメリットとしては、遮蔽物が無いことです。簡単に敷地に侵入できてしまうため、プライバシーや防犯性が低いとも言えます。
これらを踏まえて、セミクローズド外構も押さえておきましょう。
セミクローズド外構は、敷地周辺に囲いをつくるクローズド外構と囲いをつくらないオープン外構の中間で、部分的に塀や柵を設置する外構のことです。
メリットは、コスト面と機能面を両立できる点です。
部分的に塀や柵を設置し侵入対策を図る一方で、適度な日当たりを得ることができ、コスト面でもクローズド外構よりは安く済むことを考慮すると、非常に優秀な選択肢といえるでしょう。
まとめ
新築外構で押さえておきたい最低限の工事内容と工事費用を安く抑えるためのポイントについてご紹介しました。
新築外構の成功には入念なプランが必要不可欠です。
施工プランや予算、どのように進めるかお悩みの際は、ぜひナガサカ建窓にご相談くださいませ。