【コンクリート?レンガ?】駐車場作りで使用する素材の特徴
- リフォームコラム
駐車場を作る際には、どんな素材を使用するのが良いのでしょうか。
一般的な材質として、コンクリートを想像される方も多いでしょう。
コンクリートとタイルを組み合わせることで、美しい外観と耐久性を兼ね備えた駐車場を作ることができます。
アスファルトとコンクリートを組み合わせることで、コストを抑えつつも耐久性の高い駐車場を作ることもできます。
こちらの記事では、素材ごとの特徴や異素材の組み合わせた施工方法をご紹介します。
DIYでの駐車場作りは専門技術が必要な素材が多いので、ぜひこちらの記事を参考に、専門業者にご相談くださいませ。
目次
駐車場作りはコンクリートが定番?他にはどんな素材がおすすめ?
コンクリート以外の駐車場作りで、取り入れられている素材は、アスファルトや石材などがあります。
アスファルトは舗装が簡単で、価格も安価なため、大規模な駐車場には適しています。
石材は高級感があり、デザイン性に優れているため、高級住宅地やオフィスで採用されています。
駐車場の用途やデザインに合わせて、様々な素材が選択できますので、ぜひここからの各素材の特徴をご参考ください。
コンクリート
コンクリートは、駐車場を作る際に一般的に使用される素材の一つです。
耐久性があり、長期間使用することができます。
土間打ちコンクリートとも呼びますが、土間打ちとは、土面を平らに整え、その上にコンクリートを打設することを指します。
土間打ちは駐車場や車庫、倉庫などの土間によく行われます。
コンクリートのデメリットは、雨天時に表面が滑りやすく、雪・氷が張るとさらに転倒のリスクが高まります。
また、熱を吸収しやすいため、夏場は熱く感じることがあります。
コンクリートで駐車場を作った場合の費用は、1平米あたり2万円程度が相場です。
インターロッキング
インターロッキングは、舗装に用いるコンクリートブロックの一種です。
ブロックの表面には凹凸があり、隣り合ったブロックをはめ込むことで、ずれにくいように設計されています。
色や形、大きさが豊富に揃っており、デザイン性の高い駐車場にすることができます。
また、水はけが良く耐久性が高いため、駐車場だけでなく玄関アプローチや庭などの舗装によく使用されます。
砂利
砂利はコンクリートやアスファルトに比べて費用が安く、施工も簡単です。
水はけがよく、ぬかるみにくいため、雨天でも安心して駐車できます。
デメリットとしては、砂利はコンクリートやアスファルトに比べて耐久性が低い点です。
また、砂利は飛び散ることがある、車の進入音が大きいといった特徴があります。
砂利が散らばることで、車のタイヤに石が挟まって車体に傷が付いたり、タイヤがパンクすることがあります。
費用は3,000円/㎡が相場で、メンテナンスとして定期的な補充や整備が必要となります。
石張り
駐車場の床面を石で舗装した駐車場です。石には、御影石、花崗岩、タイルなど、さまざまな種類があります。
石張りの駐車場は、コンクリート舗装の駐車場と比べて見た目が美しく、高級感があります。
使用する石の種類にもよりますが、費用相場は約5万円~となります。
アスファルト
アスファルトの駐車場は、水はけが良く、雨水がたまりにくいというメリットがあります。
しかしながら、アスファルトは夏場には非常に熱くなり、車に熱を伝えてしまうため、駐車場を長時間使用する場合は注意が必要です。
また、アスファルトはコンクリートやレンガと比べて耐久性が劣るため、定期的なメンテナンスが必要です。
アスファルトの駐車場を作る場合、費用相場は1平米あたり5000円~1万円程度です。
タイル
タイルの駐車場は、エクステリアの中でも高級感があることから、オシャレな外構を求める人に人気があります。
デメリットとししては、表面が滑りやすいため、慣れない人が歩いたり、車が走るときに危険な場合があります。
防滑性が高いタイル商品もあるので、デザインと機能性が両立しているものを選びましょう。
費用相場は、1㎡あたり5,000円からとなっています。
おすすめの異素材組み合わせ ●●×▲▲の駐車場
異素材を使った施工のおすすめの組み合わせをご紹介します。
おすすめの組み合わせ
コンクリート×タイル
コンクリートの強度と、タイルの美しさの両方を兼ね備えた組み合わせです。
タイルには、滑り止めや防水性などの機能性が高いものも多くあります。
コンクリート×レンガ
コンクリートの無骨さと、レンガの温かみのある雰囲気の組み合わせです。
レンガには様々な色やデザインのものがあるので、お好みのものを選ぶことができます。
アスファルト×芝生
アスファルトの耐久性と芝生の柔らかい雰囲気の組み合わせです。
芝生は駐車場を、より開放的に見せる効果もあります。
木材×砂利
木材のナチュラルな雰囲気と砂利のすっきりとした印象の組み合わせです。
木材は車の重量を考慮し、部分的に使用するのが良いでしょう。
これらの組み合わせは、あくまで一例です。
外構業者と相談しながら、ご自宅の外観や好みに合わせて、最適な組み合わせを見つけてみてください。
外構業者が行う、コンクリート駐車場作りの流れ
外構業者が行う、コンクリートでの駐車場作りの流れは、以下の通りです。
コンクリート駐車場作りの流れ
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1.現地調査と打ち合わせ
- 駐車場の面積や形状、車のサイズ、排水状況などを調査します。お客様の希望や予算をヒアリングします。
- 駐車場の面積や形状、車のサイズ、排水状況などを調査します。お客様の希望や予算をヒアリングします。
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2.整地と土台作り
- 駐車場を設置する場所の土を整地します。水勾配を整えて、雨水が流れやすくします。その後、転圧作業を行い、砕石を敷きます。
- 駐車場を設置する場所の土を整地します。水勾配を整えて、雨水が流れやすくします。その後、転圧作業を行い、砕石を敷きます。
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3.型枠の設置
- コンクリートを流し込むための型枠を設置します。強度を上げるために、ワイヤーメッシュも設置します。
- コンクリートを流し込むための型枠を設置します。強度を上げるために、ワイヤーメッシュも設置します。
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4.コンクリートの打設
- 型枠にコンクリートを流し込みます。生コンクリートを流し込み、硬化に合わせて複数回に分けて均します。
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5.仕上げ
- コンクリートが固まったら、仕上げを行います。目地を入れる、防水処理をするなどの作業を行います。
- コンクリートが固まったら、仕上げを行います。目地を入れる、防水処理をするなどの作業を行います。
DIYでのコンクリート駐車場作りは難しい
コンクリートの駐車場は、型枠を組む、鉄筋を入れる、コンクリートを打設する、などの工程があり、専門的な知識と経験がないと、正しく施工することはできません。
DIYでコンクリートの駐車場を作った場合、以下のトラブルが発生する可能性があります。
- ●コンクリートがひび割れ、雨漏りが発生する。
- ●コンクリートが傾き、車が乗り入れにくくなる。
- ●コンクリートの強度が不足し、車の重量に耐えられない。
コンクリートの駐車場をDIYで作るのは、費用や手間がかかり、リスクも高くなります。
外構専門業者にご相談いただき、適正価格で安全にコンクリートの駐車場を作るようにしましょう。
おすすめ商品リクシル カースペース用タイル カーフロア
出典:株式会社LIXIL
カースペース用の駐車場を作る際、コンクリートやレンガなど様々な材料がありますが、最近ではリクシルのカースペース用タイル「カーフロア」が注目されています。
簡単に敷き詰めることができ、水はけも良く、さらに駐車場の美観を損なわないデザイン性も備えています。
また、カーフロアは耐荷重性も高く、大型車の駐車にも安心して使用できます。
エクステリア業者の中には、カーフロアの取り扱いも行っているところもありますので、一度相談してみることをおすすめします。
カーフロアの特長① カーポート床面の意匠性向上
出典:株式会社LIXIL
カーポートに車がない場合でも住宅のグレード感がアップします。
カーフロアの特長② 安心感ある厚さ設定
出典:株式会社LIXIL
一般的な床タイルよりも厚い13mm厚で強度も1.4倍あるので、カースペースにも安心して施工していただけます。
水勾配にも対応しやすい150mm角サイズです。
カーフロアの特長③ タイヤ痕がつきにくい
出典:株式会社LIXIL
コンクリート床面と比べて、タイヤ痕や汚れが付着しにくい特長があります。
いかがでしたでしょうか。駐車場作りの素材や組み合わせ、費用・おすすめ商品をご紹介しました。
雨天時や車を止めた時をイメージしながら、ご希望に合う素材で外構工事を行うようにしましょう。
ナガサカ建窓では、ホームページで多数の施工事例をご紹介しています。
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